Vol.02 夏は「緑のカーテン」冬は「白のカーテン」

Vol.02 夏は「緑のカーテン」冬は「白のカーテン」

Sさん（神奈川県）のすごしかた

別荘ぐらしを始めたきっかけを教えて下さい

スキーが好きだったし、会社を辞めたらペンションをやりたいと思っていたんです。だから北海道に転勤させてほしいと言ったのですが、北海道の事務所が結構人気で入れなくてね。そこからは、別荘を持つのも良いなって思い始めたんです。
物件を探し始めたのは3年前くらいで、最初良いのがあったんです。でも、あっという間に売れてしまって。あ、これは真剣に探さないといけないなと思いました。
他で何軒か案内頂きましたが納得出来る物件が無く、どれも現状渡しばかりでした。諦めかけていたところ、リゾートメンテナンスさんが「リフォーム中の物件で未発表ですが、求めている物件に近いかもしれない」と案内して頂きました。大きな敷地サイズで傾斜も緩く、建物は、平屋でこじんまりとまとまり、使い勝手かつ暖房効率が良く、庭側から見た建物がとても素敵なログでした。屋内から敷地を見るとそれはそれはカラマツ林が適度に奥深くまで行きわたり素晴らしい光景でした。建物のリフォームも希望する限り応えますと言ってくれて、決断しました。

周りの反応はどうですか？

子ども以外はとても喜んでくれてます。
子どもは、サーフィンに夢中なので余り山にある別荘には、興味が無いみたいで（笑）女房や親戚、スキー仲間、テニス仲間が遊びにきたりしてます。
カラマツ林を家の中から見ると、夏は「緑のカーテン」冬は「白のカーテン」、上を見れば真っ青。最高の景色で、いつ見ても感動します。

どれくらいのペースで別荘に足を運んでますか？

１〜２週間おきぐらいですね。１回来ると２〜3泊します。
車で通ってますが、全然苦になりません。慣れると通勤経路みたいな感覚です。
昔はスキー行くのに長距離は面倒くさいなぁと思うこともありましたが、今は何にも感じないです。来る途中に八ヶ岳でソフトクリーム食べたりしてね（笑）

別荘ではどのように過ごされてますか？

朝はゆっくり起きて、外を見ながらテーブルかベランダで朝食を摂り、夏場は別荘地内の散歩、近隣観光ドライブ、読書やハンモックでの昼寝でのんびり過ごしたり、薪の整理や白樺の枝を使っての工作。
冬は天気がよかったらスキーに行くって感じです。まあ、滑っても4時間ぐらいですけどね（笑）

帰ってきて、ご飯の準備です。茅ヶ崎の自宅から準備してきます。ちなみに今日は焼き鳥とドリア。
薪ストーブに突っ込んで焼くだけ。それを食べながらビール飲んだりしてね。
火を見てるだけでも飽きないですよ。薪の位置が悪いとか、補充するのも楽しいです。
夕食後、天気の良い日は周辺を歩いて星をみたりしてます。
一年中天の川も見れますし、星が多すぎて何座か分からないくらい（笑）
別荘で薪を切るのも快感です。チェーンソーを使うのも気持ち良いし、薪割りもパコーン！と割れると気持ち良いです。
薪を探すのも楽しいですよね。
山の奥の方へ行くと良いのが見つかるんですよ。山中を運転してても薪になる良い木ないかなーって探してます。（笑）
時間があっという間に経ってしまいます。

薪の入手、管理についてどうされてますか？

薪は茅ヶ崎の植木屋さんから頂いてくるんです。この辺（長野県・蓼科）では薪が燃料になるから、売れると思うんだけど、茅ヶ崎ではゴミとして業者にお金を払って処分するみたいなんです。だから、タダでくれるんですよ。
ただ、運ばなきゃいけないんですよね。車高下がっちゃうくらい車パンパンにつめて（笑）
茅ヶ崎は陽が良く当たるので乾燥に適しており、特に冬場なんてよく乾くんですよね。また、ロードバイクで海岸線や鎌倉方面をうろちょろしてるんですけど、煙突のある家を探しちゃいますね。どうやって薪手に入れてるんだろうなって観察しちゃいます（笑）

別荘のこんな所が良い！を教えて下さい。

みんなに言われるんですけど、「何で別荘買ったの？」とか「別荘なんてお金がもったいないじゃない」とか「ホテルとかとれば何もしないでいれるじゃん」とか。
でも違うんですよね。音がしない、のんびりできる空間。
これが大好きなんです。

ーー今日鹿しか見てないなーって日ありますよね（笑）
そうそう（笑）ピーピーって鳴くんだよね。こっちも「ピーピー」って言うと返事してくれて楽しいんだよね。だから一人で来ても何にも飽きないんです。
ほんと「男の隠れ家」だね。一人で、何にも考えないでいられる。誰にも文句言われずに好きなことできるしね（笑）

これから別荘暮らしを始める人へメッセージ

都会の雑踏から逃れて、風で木々が擦れ合う音、雪が木から落ちる音、鹿の鳴き声だけという静寂かつ自然の音だけの中で過ごせます。
この静けさがなんと素晴らしいことか。薪ストーブの炎を眺めたり、木々の中でハンモックに揺られての読書。これら癒しの時を是非、味わって欲しいです。
のんびりとご夫婦で。時には、おひとりでの気ままな隠れ家です。
都会での仕事に疲れ果てながらもお金を貯めて、ただそれだけで人生終わらせますか？
どう生きたいか、夢でなく現実にすることです。思ったときに行動しないとですね。

貴重なお時間を頂きありがとうございました。これからも素敵な別荘暮らしを楽しんで下さい！

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