別荘を売却する時には売却価格の設定が必要になります。市場価格と違い極端に高い金額でも安い金額でも購入希望者から敬遠されてしまう事が多くなります。ここでは何を基準に売却価格を設定するのが良いのか見てみましょう。

①修繕は行わず、修繕費やリフォーム代金を見込んだ価格設定を行う。

不動産業者によっては売却依頼時にリフォームする事を強制する業者もあるようですが、売却依頼時にオーナーさんの観点でリフォームを行う事はお勧めしません。何故なら購入希望者によって好まれるリフォーム内容は異なるからです。

例えば、避暑地であれば夏しか使わない人と冬も使いたい人では求めるリフォームが違いますよね！別荘として週末利用したい人と定住を希望する人でも違います。

お風呂のリフォーム１つとってもユニットバスを入れたい方も居れば拘りのお風呂を作りたい方も居ますし、リフォームも自分でやり楽しみたいという人もいます。この様な事から購入者に価値を認めてもらえるかもわからないリフォーム代は使わず、販売価格をその分安くしておくなどリフォーム代金が掛かることを前提とした価格設定を行う事が一つのポイントです。

②ご自分のお手元にいくら残したいか正直に伝える。

売却を検討し査定を依頼する際、「いくらなら売れるか？」も大事ですが、オーナーさん自身が「いくらなら売っても良いか？」を正直に伝える事も大切です。実勢価格と希望金額との開きが大きい場合もありますが、率直に話をする事で納得の出来る販売価格での取引が行える事に繋がります。

③本当に売れる価格を設定する。

本当に売れる金額と言われてもなかなか解りにくいですよね？不動産取引では表示価格と実勢価格（実際に動いている価格）があります。

別荘は特に表示価格で取引が行われる事は少ないのが現状ですから、依頼する業者さんに実勢価格ではどのぐらいか？ということを聞き本当に売れる価格を知ることが大切です。査定金額や表示価格が高いからと言って実際に成約にならなければ意味がありませんからね。

ここからは裏話になりますが…デベロッパー（開発会社）の中には運営している別荘地全体の価値の下落を防ぐために実勢価格より高い金額での査定をするといったケースも見受けられます。実際に成約になっている価格を知っている不動産業者にも相談することが、本当に売れる価格を知るうえでも大切です。

リゾートメンテナンスではリフォーム事業も営んでいます。弊社工事部門にて必要な修繕箇所などを売却前に点検し、工事費用を見込んだ適正な価格設定を行っています。売却・買取りをご検討の際はリゾートメンテナンスへご相談ください。