別荘ぐらしを始めたきっかけを教えて下さい

普段は埼玉で生活をしてるんですが、３０年くらい前に別荘を建てるための土地を買いました。でもその時は、子供が小さいこともあって建てられなくて。紆余曲折を経て9年ぐらい前にたてました。

ログハウスと薪ストーブとセットっていうのが夢でした。お金はなかったんだけど、なんとかかき集めてね（笑）
炉台は自分で作ったんです。こういう形で作りたいんだけどってことで希望を言ったら設計をしてくれて。材料とかも書いてもらって、自分で買ってきて作ったんです。
引き渡しが８月だったんですけど、できたのが１１月で寒かったなあっていうのを覚えてます。（笑）
色々試行錯誤して、お金がないから自分でできることは自分で。（笑）

別荘の利用頻度はどのくらいですか？

毎週末、来てますね。知り合いで山を持っている方がいるので、薪が欲しければあげるよってことで、その方が切ってくれるんです。 ２年くらい乾かしてから使うし、冬は寒いから薪ストーブをずっと付けてます。２２度から２４度ぐらい、温度計を見ながら管理してます。

ーー薪の種類はどういう種類を使ってるんですか？
僕がもらってくるのはほとんど雑木です。桜だとか白樺とか樫とかクヌギとか。樫とか固いのは薪として持ちは最高ですよね。火付けは良くないんだけど、真冬の寒い時は固い木の方がいいですね。薪も大・中・小と分けておいて、季節によって使い分けるんです。

ーー結構マメなんですよね。
やってるうちにね、そっちのが便利だなってなってくるんですよ。最初は面倒臭くって、長さも適当に切ってたんですけど、そうすると積む時に困るんですよね。だから今は41〜42センチくらいに印付けてから切ってます。
薪割りは4月から12月あたりまでやってます。

別荘での楽しみは何ですか？

今は木工を楽しんでます。娘に頼まれて、１枚板のテーブルを作っていて。色々アドバイスをいただきながら。週に２、３日は仕事が向こうであるもんですから、薪割りもしつつ時間を見つけてやってます。薪小屋も自分で作りました。
あとは、家のメンテナンスですね。別荘を長持ちさせるには、自分で色々メンテナンスをしないといけないとだめだと。だから平屋のお家にしました。

ーー建築の時は外壁も自分で塗ったんですよね。
リゾートメンテナンスの上のアパートを２ヶ月くらい借りて、金曜日に別荘まできて、土日で塗って、帰るという生活をしてました。

ーー楽しんでできるからいいですよね。
モットーが、「自分でできることは自分でやる」なので。そういうことが、毎週ここへ来る大義名分になってるんですよね。体を動かすのが好きなので。

今後こういうことをやりたいっていうことはありますか？

今のままですけどね。でも、木工で小物作ったりとかやりたいですね。 いつかギャラリーとかできるかもしれないですね。 作っているうちに、こうやるとうまくいくかもって工夫しながらやっていくのがおもしろくて。素人なんだけども、やらないとわからないから何でもチャレンジしてみようと思って。
最初、この家できるまで木工なんて興味なかったんですよ。家ができて、色々必要なものがあるから作り始めていって。最近は木工家の人と知り合いになって、手道具の面白さ、難しさに興味がわいてきて。でも、無謀ですよね（笑）
簡単じゃないから楽しさってありますよね。素人なりに楽しくやってれば、その分知識も増えるし、多少は身に付いていくし、健康になるだろうしってことでやってます。

木工をやっている現場へ・・・

ーー結構立派な木ですね！完全に工房ですね！
（一枚板のテーブル？）約２メートルの、厚さが７０ミリくらいの。いつ仕上がるが分からないですね（笑）いつの間にか工具が増えてきちゃいますよね（笑）
木材は、フローリングの廃材やら何やらを、知り合いの建築屋さんにもらってます。 これは温泉です。近くに温泉スタンドがあるんですよ。家族が大好きなんで、話を聞いて、こういう風にやりたいんだけどって言ったら作ってくれて。


ーー別荘を作った時に温泉をやろうと？
そうですね。近所の方がくんでおられて、良いよ〜と言われたもんですから。温泉自体はタダです。連休ぐらいから１０月いっぱいぐらいまでは楽しんでます。

ーースキーもされるんですか？
やるんですけど、冬は雪かきで忙しくて（笑）雪をかいて、ストーブを焚くために来るようなもんですよね。


ーー畑もやるんですか？
最初はやってたんですよ。女房がやりたいって言ってかりて、でも女房はあまりこっちに来れないから、結局僕がやるはめになって（笑）今度は女房が埼玉の方で畑借りてやり始めたので、畑は去年くらいに返してしまいましたけど。薪割りと木工遊びに専念しようかと（笑）

そうなんですね、今日は楽しいお話ありがとうございました。 これからも楽しい別荘ライフをお過ごしください！